点数が開示について思ったこと
今回から不合格の科目のみ点数が開示されることになりました。
税理士試験適正化の一つの試みとして開示したようですが、わかっていたことですが、正直いらない。
なぜなら上位10%前後が合格するという相対試験において傾斜配点されまくった点数を公表しても意味なんてほとんどないからです。
というかやるなら合格者の点数も開示して欲しいですし、もう少し、情報量を増やして欲しいです。(なんか要求がどんどんエスカレートするモンスタークレーマーみたいですが笑)
こちらとしては合格者の点数と不合格の点数の比較とか順位や偏差値等いろんな角度から分析して来年の試験に臨みたいわけです。
試験員の採点のくせとか問題の質等は正直試験員によるところが大きいのが試験制度自体を変えない限り是正は不可能ですが、
合格者の点数公表や答案開示、偏差値や順位等はおそらく内部情報としては国税庁側が持っているはずなので、開示することは可能だと思います。
本来の合格通知自体は合否のみでいいと思います。(科目合格者もWEBで発表してほしいし)
ですが、こちらが請求すれば、答案や点数、順位や偏差値等を公表するのが妥当ではないかと思います。(まぁこちらは有料で)
税理士試験改革は国税庁側に代診して直接改革するというのは難しいです。何しろインセンティブがないですから。
本当に改革するのであれば大学教授や税理士会や予備校等インセンティブがある側が働きかける必要があります。
ただし、これらの方々もあまり大きく試験制度自体が変わってしまうと自分たちの食い扶持が減る可能性があり、大胆な行動はできず保守的になりがちで、結局は問題を先延ばしにしていくわけです。
問題を先延ばしにした結果、受験生の減少し、税理士の高齢化や質の低下が起き、税理士業界自体を危うくしているわけですが・・・。
ただ、人口減少社会で先手先手で手を打ったところで改善することはほぼないですけどね。
短いですが以上です。
ではでは。