国税専門官の記述会計学は採点かなり厳しいの巻

国税専門官の試験では、択一試験の他に論述試験があり、民法憲法、経済学、会計学社会学の中から1科目選択することができます。

 

私の場合、税理士試験の簿財を受けるため、迷わず国税専門官会計学選択しました。

 

6月に試験があり、公務員試験用の会計学対策していないとはいえ、会計学に関しては周りの公務員受験生よりもアドバンテージがあったと思います。

 

さらに私自身、試験の手応えはあり、一部解答では、予備校が公表している解答よりもいい解答が書けたという自負がありました。

 

そして合格後、HPにて成績開示が行われていたので、成績を確認すると、

 

会計学の素点70点

 

いや、悪くはないけれども、、、

 

う~ん、かなり採点厳しい感じ?

 

ちなみにH30年の記述会計の問題は

 

1問、有形固定資産、無形固定資産の定義と科目名

2問、固定資産の資本的支出、収益的支出の説明

3問、減価償却の意義

 

という超ど典型問題です。

 

逆にど典型すぎて税理士試験では出題されない感もあります。

ただ、こういう論点は、財表の記号選択問題での出題や簿記論の計算の問題の基本的な考え方なので、書けて当たり前なわけです。

 

それで70点というのはかなり不満です。というか財表の本試験の理論もこんな感じのしょっぱい点数が来るとしたら完全に落ちてしまいますね><

 

でもでも税理士試験の場合は採点が厳しいとしてもそれはみんな条件は一緒なのであまり気にすることではないんですよ。

 

しかし

 

国税専門官試験の場合は、科目ごとに偏差値を出していない(=選択記述全体で平均点を算出し、偏差値出している)ので、科目による採点の厳しさや難易度がモロに合否に影響が出てしまうのです。

 

全然科目によって公平ではないんです。

 

例えば、憲法選択者の採点がゆるく全体的に高得点、

逆に、会計学は採点厳しく、もし会計学選択者の中では高得点だとしても、平均点は全科目の平均点との比較なので、

偏差値自体は全然伸びないという現象が起こってしまうのです。

 

つまり受験戦略上、会計学を選択する場合は、採点が厳しく高得点は取れないし、他の科目が簡単だったり採点が甘かったりすると不利になるということをを考慮しないといけません。

 

ただし、それでも税理士受験生の場合は選択記述は会計学一択だと思いますので、一応受験する際は頭の片隅に入れてもらえればと思います。

 

まとめ

・選択記述会計学は採点厳しい。

・偏差値は科目全体の平均点を基準としているため、今年は会計学は不利だった

・税理士受験生は会計学対策は不要だが、普段から基礎理論も頭に入れた方がいい。

 

ではでは以上です。

 

 

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