合格体験記やブログの勉強法の注意点

私は予備校の合格体験記やブログの勉強法を参考にするのですが、今回はそれらを読んで思ったことまとめていきたいと思います。

 

税理士試験の場合、比較的短期(3年以内)合格や中期(5~7年以内)合格、長期(8年以上)合格の大体3パターンのブログに分けられます。

 

この3パターンの中で1番参考になるのは短期(3年以内に)合格した人です。

 

理由は様々ですが、

 

まず勉強に無駄がないです。

 

・他の専門学校の教材には極力手を出さない

・暗記より理解重視

・問題集をむやみに繰り返さない

・テキストを読み込む

・情報はなるべく1つのテキストに集約する

・答練を回転教材にしない

 

等々相当戦略を練って挑戦していることが伺えます。

 

またわからないところや、予定の立て方に迷ったときは専門学校の先生に相談したりとうまくまわりのサポートも使っているという点も特徴的でした。

 

では、果たしてこれらのブログや合格体験を凡人が真似をしても大丈夫なのか疑問になりますが、

 

結論としては大丈夫です。

 

ただし目標(テキストをマスターにする等)を真似ることができるだけであって、目標までのプロセス(テキストのマスターの仕方)を真似ることは基本的にできないということに留意しなければなりません。

 

というかブログや合格体験記に書かれた勉強法というのは目標自体は書かれているものの、目標までのプロセスはあまり詳細に書かれていないです。

 

ただそれは当然で、人によって能力や環境が異なるので目標までのプロセスは一概には当てはまらないため、書いてもあまり参考にはならないのです。(テキスト読めばわかる人もいれば、問題解かないとわからない人もいる)

 

もちろん、全員が全員難しいとする連結、企結、事業分離みたい論点はちゃんと解き方があって、誰でも解き方をマスターすれば解けるようになるとような解説ブログ等は誰でも役立ちます。

 

でも例えば、他の専門学校の教材には一切手を出さなかったという合格者のアドバイス的なものがあったとしましょう。

 

確かに、その人はそれで一発合格できたわけですから嘘や間違ったことは言ってません。

 

じゃあ、凡人がそのアドバイスを真に受けて1つの専門学校の教材のみで初学一発合格できるのでしょうか?

 

まぁまず無理です。

 

というかそのアドバイスで一発合格できる人はそもそも凡人ではないか、その科目が単に得意だっただけである可能性が高いです。

 

つまり、1つの専門学校の教材のみ使用したというアドバイスの裏には、一つの専門学校の答練や教材だけでも本試験の違う表現にも対応できる柔軟な思考力や高度な判断力があるから他の教材は不要という意味が込められています。

 

しかしながら演習不足だから合格できない人もいて、その場合には演習不足を補うために他の専門学校の教材はうってつけです。

ただしその代償として消化不良に陥るリスクがあるわけです。

だけども合格するためには受け入れるべきリスクでもあるわけです。

つまり当たり前ですが、他人は1つの予備校だけでも合格できたとしてもそれが自分に当てはまるとは限らないのです。

 

また中長期かかる人でも専門学校を変えていない人だって大勢います。

 

では、その人たちが合格できない原因はなんでしょうか。

 

それは環境や頭が悪いのではなく、勉強方法が悪いからです。(=自分にあった勉強方法が見つけられていないから)

 

勉強法が確立出来てもいないのに、専門学校ガーとかモチベーションガーと議論するのは無意味です。

 

頭が悪いならそれに合わせた勉強方法が必ずあります。

 

時間がないならないなりにそれに合わせて合格できる勉強方法を見つけ出さなければなりません。

 

目標は1つですが、目標を達成するための方法はたくさんあります。

 

そして目標を達成する方法を見つけ出すのは、大変ですが、合格したいのであれば探すしかしかないです。

 

まとめ

・短期合格者のブログや合格体験は参考になる。

・短期合格者のアドバイスの裏の意味も考える。

・とにかく自分にあった勉強方法を探すのが一番。

 

以上、合格者ブログを読む際の注意点でした。

 

ではでは。

 

 

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